BPOが『妹ちょ。』の行き過ぎた性表現に指摘。“やりすぎ”が招くもの

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http://news.nicovideo.jp/watch/nw1007427

今年の2月。TOKYO MXにて放送されていた深夜アニメ『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』(以下『妹ちょ。』)における一部描写が、性表現に類するものであるとして、放送倫理・番組向上機構(以下「BPO」)より指摘・注意を受けた。

BPOで審議が行われた結果、TOKYO MX側の自主的な放送時間変更(22時台→25時台)もあり、今回は“注意”という形で収められたが、それを「よかったよかった」と安心してはいられない。この小さな問題は、一歩間違えれば更に大きな問題へと繋がりかねない“事件”なのだ。

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……では、なぜ批判が生じるような状況が発生したのか。アニメ関係に詳しいライターはこう語る。「端的に言うと、エロは受けるんです。以前にBPOから同様の指摘を受けた『ヨスガノソラ』も売れていますし。制作側からすれば、エロは視聴者が求める作品を追求した結果なのでしょう」。

 さらに同氏は「これまでアニメが受けてきた指摘の中には、不幸な誤解から生まれる暴論も多かったのですが、今回は指摘する側の正しさを、ある程度は認めざるを得ませんよね。実例が増えれば、いつかその“暴論”が“実例”を理由にまかり通ってしまうことも、あり得ないとは言い切れません」と続ける。去年に児童ポルノ禁止法改定案が提出された件もあり、業界関係者はその周辺の問題に敏感になっているようだ。

 ネット上では、実写ドラマにおける表現規制とアニメの表現規制を比較し「アニメ側のみが批判を多く受けるのは不平等だ」といった声も上がっている。ただ、この問題に実写ドラマなどを巻き込んだとしても、道連れを作るだけで解決には至らないだろう。

 今回の騒動は、極端な一例が取り上げられたものでしかなく、アニメ業界全体の大きな流れの中で起こった問題ではない。指摘を受けて注目を集めてしまったこともあり、今後の自浄作用にも期待できる。だが、後にこれが発端として“大きな問題”へと発展する可能性を秘めていることは間違いない。

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(本文及び詳細は情報元にて)




 
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